コラム
レジリエンス研修×エンゲージメントサーベイの相乗効果
毎朝7時から、東京MXで放送されている「激論サミット」をご存知でしょうか。ジャーナリストの堀潤さんがいま注目のニュースや話題の出来事を当事者や専門家を交えて徹底議論する番組です。
先日のテーマは、「ワーク・エンゲージメント」でした。ワーク・エンゲージメントとは、従業員のメンタル面での健康度を示す概念です。日本のワーク・エンゲージメントは低く、2023年度のギャラップ社のグローバル職場環境調査では、メンタル面で”健康”と言える社員はわずか5%でした。これは、145カ国の中で最下位という結果です。
番組で日本のワーク・エンゲージメントについての議論が繰り広げられる中、あるコメンテーターが以下のように発言していました。
「日本は『マイナスをゼロにすること』に関心を持っている。ワーク・エンゲージメントを高めるためには、『ゼロをプラスにすること』にも関心を持たないといけない。」 この考え方に私は深く共感しました。
弊社のレジリエンス研修では、受講者が自ら経験したストレス体験を「自動思考書き換えシート」というツールに記入します。ストレス体験として挙がってくるのは以下のようなものです。
「部下が業務のオペレーションを勝手に変更したことで、クレームが発生した。 私はそのクレーム対応をするために、残業することになった。」
「新しいシステムを導入してから半年以上経つのに、 いまだ上司がやり方を覚えておらず、いつも操作を自分に依頼してくる。」
「(飲食店で)従業員が確保できず、 誰かが休むとすぐに責任者である自分が呼ばれて休日でも出勤しなければならない。 いつ呼び出されるか分からないので、家族旅行の計画も立てることができない。」
このようなリアルな声から組織の課題を導き出し、そこから組織改善を進めていきます。
ただし、このアプローチは「マイナスをゼロにすること」に重きを置いており、これだけではワーク・エンゲージメントを高められません。マイナスをゼロにすることに加えて、「ゼロをプラスにすること」も意識する必要があるのです。
その際にぜひ活用していただきたいのが、エンゲージメントサーベイです。
例えば、マイナビが提供する「Mynavi Engagement Research」は、従業員の不満度だけでなく、満足度についても記載しています。この情報から自社の強みを把握し、従業員満足度を向上させる施策を打つことが可能となるのです。
弊社のレジリエンス研修で表面化した組織課題を改善するとともに、エンゲージメントサーベイを活用して従業員満足度を高めていく。このように両者を組み合わせることで、より効果的にワーク・エンゲージメントを高めることができるのです。
レジリエンス研修の詳細については、以下のリンク先でご確認ください。
【レジリエンス研修プログラム】
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