お客様の声
当社のレジリエンス研修実施後のアンケート回答を掲載します。
受講された皆様の生の声ですので、是非、参考にしてください
社員数
50名
対象
一般職、管理職
参加人数
34名(管理職10名、一般職24名)
担当
運営事業本部FC支援部教育研修課
桑島未来様
社員数
16名
対象
管理職、一般職
参加人数
8名(管理職3名、一般職5名)
担当
取締役総務部長 井上貴裕様
担当者コメント
導入の背景
弊社の社員は一般的にストレスに強い傾向にあり、それが原因で退職に至るケースについては心配していませんでした。しかしながら、この強いストレス耐性が、時には問題を引き起こすことがあります。それは社員の中には、自らができることを前提にして、できない社員に対して「なぜできないのか」と無意識に責めるような態度をとる場合があります。このような無意識の態度が上司と部下の関係を悪化させる可能性があり、これを懸念しています。
レジリエンスはストレスに上手に対処する方法と聞いていたので最初は関心が低かったのですが、詳しく説明をしてもらうと「目的を達成する過程で発生する障害を克服し、やりきる力」がテーマでしたので最初のイメージと大きく違いました。さらにトレーニングでは自動思考という無意識の偏見を気付くことが出来るものになっているので受講を決めました。
研修を終えての所感
アッシュさんの研修では「ストレスに立ち向かい、行動に繋げ、成果を上げること」をゴールとし、目標達成の過程で多くの社員が抱える無意識の思い込みに気づき、書き換えるトレーニングをおこないました。このアプローチは本来上司が部下に行うべきマネジメントの一環です。
部下がこれを自ら行うことで上司の負担が軽減され、部下は自己管理を行いながら成果を出すことができるため、会社としても効果的です。今回、全社員がこの研修を受講したことで、今後は上司が部下の定着をサポートし、研修内容が浸透するように支援していく予定です。
今後に期待すること
社員が、無意識に「(部下に対して)なんでやらないんだ!」と不満を持ったり、「(会社に対して)こうした方がいいのになぁ。でも私の役割じゃないし、言っても無駄だしなぁ」とあきらめてしまったりする時に、無意識に持ってしまう思考の癖に気づき、「ちょっと待てよ」と自己管理しながら仕事に取り組むことを期待しています。これこそが組織が大きくなる上で重要なことだと感じています。
このような自己管理能力が向上することで、社員は問題解決や業務遂行に対してより前向きなアプローチを取ることができます。部下や会社に対する不満やあきらめを乗り越え、自らの役割を果たし、組織全体の目標達成に貢献することが期待しています。
社員数
169名(従業員数 1,283名)
対象
管理職
参加人数
12名
担当
人事教育副部長 櫻井 昭二様
担当者コメント
導入の背景
弊社は宅配事業と飲食店の運営を行っており、今回の研修はエリアマネージャーや他の管理職を対象に実施いたしました。管理職を対象にした背景には、以下の2つの理由があります。
まず、1つ目は管理職自身が抱えるストレスの多さです。マネージャーとしての役割を担うと、人間関係が複雑になり、多くのストレスを感じることがあります。このストレスを抱えたままでは、業務の遂行に支障をきたす可能性があります。そこで、そのストレスへの対処法を模索する必要がありました。
2つ目は部下育成に関する課題です。部下に対して期待する行動と、実際に部下が示す行動との間にギャップが生じることがあり、そのギャップによって怒りや不満が生じ、部下との人間関係が悪化してしまうという事態が発生していました。
これらの課題を解決するために、レジリエンス研修の実施を決定しました。
研修を終えての所感
受講生からのアンケートでは、自動思考の書き換えシートが特に好評であり、それを受講したことで良かったという声が多く寄せられました。受講者からは、「自分のストレスだけでなく、部下のストレスも考える良い機会だった」という意見や、「現在の悩みに共感し、考え方を改める機会になった」という声がありました。また、「部下にも受講させたいと思う」という意見もありました。
レジリエンス研修は、これまでに実施したことのない新しい内容でしたが、社員にとって必要なスキルであることが明らかになりました。そのため、今後は店長や一般職などにも広げていく予定です。
今後に期待すること
講師からも研修の中でお話しいただいた通り、今回の自動思考の書き換えは一度の研修で完全に習得できるものではありません。日々の継続的な取り組みが不可欠です。研修で身につけたスキルは部下育成やセルフマネジメントの観点から見ても非常に重要なので、今回の研修が終わった後も、日々のストレスに直面した際に自動思考の書き換えを実践していただきたいと考えています。
また、今後店長や一般職にも同様の研修を実施する場合には、今回研修を受けたエリアマネージャーが中心となって、レジリエンスを高めるための指導を行ってくれることを期待しています。彼らが自身の経験を活かして、他のメンバーの成長をサポートし、組織全体のレジリエンスを向上させていくことを期待しています。
社員数
820名
対象
管理職
参加人数
26名
担当
人事部サブマネージャー 近藤 明夫様
担当者コメント
導入の背景
弊社ではメンタル不調による休職者や退職者の抑制が課題となっており、相談窓口の開設や、セルフケアに関する社員教育など様々なことに取り組んでまいりました。しかしながら今まで、管理者向けの研修(ラインケア)を会社として実施した事例が少なく、その必要性を感じておりました。
そのような折に、レジリエンスという考え方をアッシュ・マネジメント・コンサルティング様より伺いました。従来の「ストレス耐性を上げる、メンタル面を強化する」という考え方とは異なり、「誰しもストレスはあるし、落ち込むこともある。落ち込んだ後に素早く元の状態に戻れるようにする」という考え方に強く共感し、今回の研修を実施することを決定しました。
研修を終えての所感
今回の研修では、本社での対面研修に加えて、オンラインで大阪のメンバーも参加しました。研修中は大きな問題もなく、リモート参加者もスムーズに実施できました。この経験から、遠隔地の拠点に対してもオンラインで問題なく研修を行えることが確認でき、非常に良かったです。
当社ではお客様先で働いている社員も多くいますので、皆が同じ場所に集まる集合研修は難しい状況があります。しかし、今回のオンライン研修では、遠く離れた場所にいるメンバーにも効果的に研修を実施できることが分かり、柔軟性が増したと感じています。
今後に期待すること
今回の研修は主に取締役、管理職を対象に行いました。受講者からのアンケートでは、「部下がストレスを抱えている中での対処法を学べたことが良かった」、「部下が抱えているであろうストレスを言語化して認識することができた」といった声が寄せられました。研修内容としては、特にエゴグラムや自動思考の書き換えが好評で、これにより、今後は幹部が部下とのコミュニケーションや接し方に変化が生まれることを期待しています。
今後は、一般職向けの研修も展開していく予定です。特に新入社員や入社して間もない若年層社員に向けての実施を検討しています。ゆくゆくはレジリエンスの考え方を全社的に浸透させたいと考えております。
社員数
415名
対象
ショップ営業部 管理職
参加人数
10名
担当
店舗営業・営業支援担当部長 荒木 洋子様
担当者コメント
導入の背景
当社は1963年の設立以来、無線通信機器製造・受託事業、ショップ運営事業を中心に事業を展開しています。今回、レジリエンス研修を受講したのはショップ営業部の9名です。ショップ営業部は急速に変化する通信技術や機器の情報収集、来店したお客様とのコミュニケーション、業界の再編などにより、従業員は日々の行動や意識の変化や成長が求められています。
変化や成長を楽しむ従業員もいれば、現状を変えることに戸惑いを感じる従業員もいます。これは個人の特徴であり、双方とも受け入れられるべきですが、社員全員が変化を楽しみ、失敗しても踏ん張って乗り越えなければ、企業の存続が厳しい時代であることも感じています。
レジリエンス研修の説明を受けた際、「VUCAの時代を生き残るためには挑戦し、失敗してもまた立ち上がって頑張らないといけない」という言葉が印象的でした。私たちもより良いサービスを提供するために、従業員が失敗しても立ち直る力を身につけることが重要だと考え、今回の研修を実施することを決定しました。
研修を終えての所感
アッシュ様から研修前にヒアリングシートをお預かりし、それをスタッフに回答していただきました。その回答には、私が普段把握していない情報が多く含まれており、驚きつつも非常に興味深いものでした。外部の機関に依頼することで、スタッフが本音をより率直に表現しやすかったのかもしれません。
今回は店長クラスに研修を受けてもらいましたが、将来的には一般職にも展開していきたいと考えています。一般職からも私たち管理者が気づいていない不安や不満が現場から発信されることで、職場環境を改善する手がかりになることを期待しています。
今後に期待すること
今回の研修を生かして、業績目標の達成に向けた過程でプレッシャーを感じた際に、従業員が自らの精神状態を理解し対処する力が向上し、それでも辛い時には積極的に周囲に相談できる人材が増えることを期待しています。
これにより、お互いのストレスやプレッシャーを理解し合い、それらを解決するためのサポートができるようになります。このような関係性の構築によって心理的安全性が高まり、チームは一丸となって目標達成に向けてアクションしてくれるはずです。
将来的には店舗ごとにこのようなチームを構築し、変化の激しい業界でもしっかりと目標を達成していくための基盤を築きたいと考えています。
ビルメンテナンス業界S社様
社員数
354名
対象
管理職
参加人数
7名
担当
専務取締役 鈴木基治様
担当者コメント
導入の背景
当社は、ビルメンテナンス業界において、建物清掃、設備管理、警備保安などの専門知識とサービスを提供する企業です。当社のスタッフは、自己責任の意識を強く持ち、プロフェッショナリズムを追求しながら、案件の拡大に向けて努力しています。
しかしながら、業務の増加に伴い、一部の現場で人手不足の課題が発生しており、従業員一人ひとりに多大な負担がかかっている現状があります。この過度な労働負担は、時間とともに従業員の疲労を引き起こし、業務に焦りと不安をもたらすことがあり、これが従業員間の協力関係に悪影響を及ぼしていると認識しています。
こうした焦りや不安が積み重なると、最終的には大きな問題へと発展する可能性があることを認識し、アッシュさんからのアドバイスを受け、自分のネガティブな感情と向き合い捉え方を変える今回の研修を実施する決断をしました。
アッシュの研修サポート
研修を実施するにあたって懸念していたことは従業員の集中力です。4時間という長時間の研修は過去にあまり経験がないので、従業員が集中して受講できるか心配でした。
しかし、実際に受講してみるとあっという間でした。個人ワークが多く、自身の考えを言語化する機会が多かったのが良かったのだと思います。社長も受講前にこの点を気にしていましたが、受講後は『全員がしっかりと自分で考え、受講できていたので良い研修になった』と言っていました。
今後に期待すること
研修では仕事の目的を見直すグループディスカッションがありましたが、これからの仕事において、管理職が常に仕事の目的を忘れずに、部下をまとめて目標達成に向けて成長していって欲しいと思います。その上で不安や不満があれば、抱え込むのではなく研修で学んだ自動思考の書き換えシートを思い出し、次のアクションを設定して行動に繋げて欲しいと思います。
受講者アンケート
- 自分に与えられた目的を完遂するためにレジリエンスが必要なんだという点が印象に残りました。特に自動思考の書き換えが勉強になりました。
- 自分の主張が強いので、相手の立場に立って考えることを再認識させてもらいました。
社員数
98名
対象
管理職
参加人数
17名
担当
業務部部長 中野秀樹様
担当者コメント
導入の背景
弊社は日本唯一のロール・シャフト専業加工メーカーとして、日本を代表するメーカーに対し、ものづくりのお手伝いをしている会社です。日本でも扱っている企業の少ないロール・シャフト専業加工という特殊な技術を駆使し、お客様の要望に応えた商品を提供しています。
今弊社では従業員同士のコミュニケーションが課題となっています。
製造部も営業部もお互いの仕事に責任を持って取り組んでいますが、責任感の高さから相いれない部分が出てきてしまいます。そこでお互いの立場を理解し支え合う話し合いが出来ればいいのですが、恥ずかしながら自部署の業務をいかに遂行するかにばかり意識がいってしまい、お互い協力しながら最善を考えるということが苦手でした。
こういったことが続けば部署間の連携がうまくいかなくなり、ひいてはチームワークが悪くなったり、人間関係に対するストレスが強くなったりしてしまいます。
そこで何か解決策はないかと探したところ、アッシュさんからレジリエンス研修を紹介していただきました。最初はストレスと他部署の連携はあまり関係ないように感じましたが、よくよく話を聞くと自社の課題解決の糸口になると感じ、研修を依頼しました。
アッシュの研修サポート
事前に現場のストレス要因をヒアリングし、それに合わせて研修テキストをカスタマイズしていただいたので、受講生もイメージをしやすかったようです。 事務局も普段把握していない意外なストレスがあり、「こんなストレスがあるのか!?」と驚きました。
また課題になっていたコミュニケーションについても、ストレスという観点から話をしていただきました。「相手の立場に立って考える」ことは日頃から言われることですが、研修で使用した自動思考書き換えシートはまさに相手の立場に立って考えるために必要なツールになっていました。受講者からも改めて部下の気持ちを考える良い機会になったという声をいただいています。
今後に期待すること
製造部と営業部が今まで以上に強固なチームワークを築き、お客様の最善のためにそれぞれが意見を言い合える組織風土になることを期待しています。
今回の研修の中で体験した自動思考の書き換えのワークを少しずつでも実践することで、お互いの立場や気持ちに配慮しつつ議論できるチームになれると信じています。
受講者アンケート
- 部下の立場になって考えるという、普段実践したことのないワークをすることで部下のストレスに気づく良い機会になった
- レジリエンスという言葉自体知らなかったので勉強になりました。自分の思考については普段頭の中で考えて行動・発言していることもありますが、研修で使用した自動思考書き換えシートを使ったストレスの言語化を体験してみて、目に見える形にするのも大事だと感じました
- 普段自分では考えたことのなかった視点で考えることが出来たことが良かったです。
特に自動思考の書き換えは勉強になりました。落ち込まないで仕事を続けるのは困難なことです。それが落ち込んでいいとわかるだけでも気持ちが楽になると思いました。
社員数
約100名
対象
一般職、管理職
参加人数
約100名(全社員)
担当
執行役員 人事部部長 井野 潤之様
担当者コメント
導入の背景
弊社は全国に17店舗展開しているオリジナルブランドを中心とした靴・バッグの専門店です。
今まで店舗運営に関するスキル研修を中心に実施してきましたが、ヒューマンスキルに関しては実施機会が少なく、今後ヒューマンスキルにも力を入れていく足がかりとしてレジリエンス研修を導入しました。
アッシュの研修サポート
アッシュさんから提案を受けた時に感じたことは「ストレスについて周囲に相談をしづらいから問題として挙がらないだけで、悩んでいる人はたくさんいるはずだ。その人達がストレスに対処する方法を学び、少しでも仕事の意欲を高めてもらえるなら実施する価値がある」ということです。
今だから言えますが、実は実施したことのない研修内容、また初めて依頼する講師の方だったので不安もありました。しかし何度も打ち合わせを実施する中で、研修プログラムの丁寧な説明や自社に合ったストレス事例の提案・カスタマイズなどを行っていただき、安心して当日を迎えることができました。
研修は一般社員と管理職の全社員が受講しています。受講者のアンケートを読むと、ストレスの捉え方が変わったという意見以外に、部下の抱えるストレスを改めて考える場になったなど、立場の違う人のストレスを考える良い機会になったようです。実施前は自身のストレスに上手に対処する方法を学んでもらえれば十分だと考えていましたが、それ以上の効果があり満足しています。
今後に期待すること
今回全社員に対して同じ研修内容を実施するという初の試みを実施しました。これによって上司も部下も同じ研修を受けることで社内の共通言語ができ、「あの研修で教わった自動思考の書き換えをするとどうなる?」などコミュニケーションを取ることができるようになることを期待しています。
受講者アンケート
- 何事も捉え方次第で思考が変わるということがわかり、参考になりました
- レジリエンスが自身や自社スタッフに必要な要素だと感じました。それが全スタッフも受講するということなので、良い取り組みだと思います。
- 今まで部下のストレスを考える機会がなかったので、改めて考える場になったのは良かったです。
- 元々ストレスには強い方ですが、分類して考えることで、色々なシーンでの対処方が分かりました。
- レジリエンスというテーマが初めてでしたが、わかりやすく仕事や普段の生活でも活かせそうな内容で勉強になりました。
飲食業界B社様
社員数
300名
対象
新店長、ベテラン店長、管理職
参加人数
15名
担当
人材開発部マネージャー 安藤雅樹様
担当者コメント
導入の背景
今回アッシュさんのレジリエンス研修を導入した背景には、新任店長のモチベーション維持と離職防止があります。新任店長が上司と部下との板挟みによるストレスを上手に対処できず、仕事の意欲が下がり離職に繋がっていました。それを解決するための方法を探していた時に、アッシュさんからレジリエンスを紹介していただき、自社に合っているかもしれないと感じたのがきっかけです。
紹介を受けたものの、最初は内製で研修を実施しようと書籍を購入し勉強を始めました。しかし…、私が理解することはできても部下にわかりやすく説明する自信が持てませんでした。また他の業務も忙しく、研修プログラムやテキストを作成する時間を確保することが困難でした。そこでアッシュさんに研修を依頼することにしました。
アッシュの研修サポート
アッシュさんの研修は、自社開発のワークシートを使用してレジリエンスを高めるプロセスを体験できるプログラムになっています。このワークシートが受講生には「実践ですぐに使えて効果がでそう」と評判が高かったです。またワークで使用する事例を、弊社や飲食業界の「あるある」事例にカスタマイズしてくださいました。そのおかげで受講者は事例をイメージしやすく、研修内容をより理解できた様子でした。
今後に期待すること
今後はストレスを受けて悩んだ時にレジリエンス研修を思い出して少しでも心の負担が軽くなっていって欲しいと願っています。そのために私もサポートしますし、アッシュさんからも「サポートします!」と心強い言葉をいただいており、嬉しく思っています。
受講者アンケート
- 実践ですぐに使えて効果がありそうだと思いました
- 日々の何気ない会話や行動などから自分の傾向を知ることができて興味深かったです。
- ストレスを感じたら自分の自動思考を見直そうと思います
- レジリエンスが低い特徴とエゴグラムの5つの自我に相互関係があることに驚きました
宿泊業界F社様
社員数
約1000名
対象
若手社員(2年目~3年目)
参加人数
23名
担当
総務人事部副主任
担当者コメント
レジリエンス研修の効果
アッシュさんのレジリエンス研修を受講してから半年が経ち、今一番効果を感じています。
というのも、弊社では現在フォロー面談を行っている最中ですが、高い成長意欲や仕事のモチベーションを持つ社員もいれば、不安や心配などに押しつぶされてしまいそうな社員もいます。不安や心配を抱えたスタッフに対して、今まではその原因を聞いても適切なアドバイスをすることが出来ませんでした。しかしレジリエンス研修を受けた後は私と受講生の間で共通言語ができ、「今不安を抱えているんだね。その裏側にある自動思考は何だろうか?」や「研修で学習したレジリエンスの低い人が持つ5つの特徴に当てはめるとどれに当てはまるかな?」というように、具体的なアドバイスが出来るようになりました。受講生も私からの問いかけに対して研修で学んだ内容を基に自動思考の書き換えに挑戦してくれています。
今後に期待すること
現在は私達がフォロー面談の中で自動思考を考えてもらうための質問をしています。これと同じことを今後は先輩社員が部下に対して出来るようになってくれることを期待しています。部下が悩みを抱えている時に上司が声をかけ、良い気づきをもたらし、ストレスに上手に対処できるようになってもらうことで、上司と部下の関係性が向上し、良い組織風土が醸成されていくと確信しています。
現在2年目の社員に対して毎年レジリエンス研修を実施することを計画に入れています。この取り組みを進めていき、全ての年次でレジリエンスという考え方が広まれば、お互いに気づきを与えあえる素晴らしいチームワークを築けるようになるはずです。そのような未来を目指してこれからもアッシュさんと一緒に進めていきたいと思います。
受講生アンケート
- 研修のワークは自分のストレスを改めて考える時間となりました。今まで悶々とした気持ちを持っていてもそれが何かわかりませんでしたが、今回の研修で自分では気付いていないストレスに気が付きました。
- 仕事において自分のモチベーションが下がっている時だったので、今後の仕事に対しての向き合い方を学べました。
- レジリエンスが低い人が持つ5つの特徴を知ることで、自分が抱え込みやすいストレスの種類に気づくことができました。
- 上司や後輩のストレスを考えることで、今までは「私から見た相手」という一方通行の見方や捉え方が変わりました。今回の気付きを活かすことができれば、これからの人間関係が上手く行くような気がしています。
担当者コメント
導入の背景
導入を決めた理由は主に2つあります。1つは離職を防ぐためです。もう1つは自分達の固定観念(思い込み)に気づいてもらうことです。
1つ目については、日常の些細なコミュニケーションのズレが積み重なり、ストレスが増大し、それが人間関係を悪化させることで、最終的に離職につながる可能性があると考えていました。コミュニケーションのズレについては、ストレスを引き起こす側も受ける側も、少し視点を変えることでストレスを軽減できる可能性を日頃から感じていました。
2つ目については、従業員が過去の経験に基づいて部下を指導する際に、自分の考えに固執し、指導の際に「これが正しい」という思い込みがある従業員が一定数いますので、そういった人達に自らが持つ固定観念(思い込み)に気づいてもらいたいと考えていました。
アッシュさんのプログラムは、ストレスを受けた時に視点を変えるだけではなく、「思い込み」にも気づくことができる内容であり、私が抱えていた2つの課題に対処する手段としてピッタリだと感じたため、導入を決定しました。
研修を終えての所感
研修は非常にわかりやすかったですが、受講生の中には自分の気持ちを言葉にすることに慣れていない人も多く、組織全体にレジリエンスを浸透させるには時間がかかるだろうと思います。
今回の研修で一番の成果は、受講後に提出されたレポートです。このレポートには、受講生が実際に感じているストレスや、性格診断テストの結果から導き出された受講生の性格がまとめられています。報告会では、このレポートを基に、受講生の性格について説明があり、また、具体的なストレス対処策が提示されました。これらの情報は非常に参考になりました。今後は、このレポートを基に組織改善の方策を検討していきます。
今後に期待すること
レジリエンスの考え方は非常に大事で、日常的に活かしてもらうことが一番期待していることですが、すぐには難しいだろうと思います。そのため、まずは提案された業務標準化から着手し、そこからマネジメントの強化、そしてレジリエンスの考え方を徐々に浸透させていく流れで、組織文化を変革していきたいと考えています。