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リスキリングで離職率を下げる!
中小企業向けとっておきの7テーマ

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大手だけじゃない!中小企業でもリスキリングの導入が求められる理由とは?

「リスキリングって言葉をよく耳にするけど、具体的にはどうすればいいの?」や「リスキリングって、大手企業がやるものだよね」などと思っていませんか?

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2022年10月、岸田首相がリスキリング支援に5年で1兆円を投じると宣言し、大きな話題となりました。DX化や働き方の変化により、これまで人がやっていた作業が自動化されて仕事内容が変わったり、対面で行っていたコミュニケーションがデジタル化されて仕事の仕方が変わったりして、社員に求められるスキルが変わってきました。とはいえ、リスキリングの事例を検索すると、大手企業が大きな予算をかけて実施した成功事例ばかりが目に入ってきます。中小企業はまだ手を付けなくていいのでしょうか?

そんなことはありません。消費者が使用するツールは日々進化していますし、取引先企業や競合企業の働き方も進化しています。変化に臆病なままだと、数年のうちに取り残されてしまうでしょう(煽りではなく、現実的に)。ただし、中小企業がリスキリングを導入する際は、大手企業と同じことをするのは現実的ではありません。

中小企業が大手のマネをしてはいけない理由

リスキリングでよく話題になるテーマには「プログラミング/ビッグデータ分析/サーバーセキュリティ/クラウドコンピューティング」などがあります。これからの時代に適応していくためにとても大切なスキルではあるものの、中小企業では「社内で教えられる人がいない」「即効性がない」「多額の予算が取れない」などの理由で導入が難しいテーマと感じませんか?
資源が限られる中小企業では、「未来への大投資」よりも「近未来への小投資」の方が、小さなリスクで取り組みやすいです。本来リスキリングは、変化する社会に適応し続けるために「学び続ける姿勢と体制」を整えることが目的です。中小企業はまず、即効性のあるテーマから始める方が現実的ではないでしょうか?

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本記事では、中小企業向けに【即効性がある】【離職率の低下につながる】の観点で7つのリスキリングテーマを厳選しました。会社の状況により必要なテーマは異なりますので、優先度の高いテーマを見つけて、導入を検討してみてくださいね。

中小企業が実践したいリスキリング とっておき7テーマ

1デジタルマーケティングスキル
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概要

SNSなどのデジタルソフトを駆使して商品やサービスを広めるスキルです。Instagram/Twitter/TikTok/YouTubeなどをうまく活用できると、企業やサービスの認知拡大を見込めます。社内にスキルを持った社員がいるかいないかで、大差が生じるスキルです。

期待効果

  • 低予算で、企業やサービスの認知拡大を見込める
2デジタルコミュニケーションスキル
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概要

これまで対面で行ってきたコミュニケーションが、デジタルに切り替わる場面が増えました。オンライン会議やオンラインプレゼンだけでなく、電話でのやりとりをしていたのが、オンラインツールでのやり取りになったりしています。これまで対面では「ニュアンス」で伝わっていた部分が、伝わりづらくなりました。そこを補完するスキルです。

期待効果

  • 社内:オンライン上でもコミュニケーションがとれ、人間関係が原因の離職率が下がる
  • 社外:取引先とのコミュニケーションが円滑になり、業績が高まる

3AIソフト活用スキル
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概要

chat-GPTに代表されるAIソフトが数多くリリースされています。活用できると業務効率が格段に上がるAIソフトも多く存在します。文書作成やアイデア作りなどではchat-GPTが大活躍ますし、画像生成AIではMidjourney(ミッドジャーニー)が有名でAdobeソフト内の機能も評判です。またチラシなどのデザイン制作ではAI機能と多数そろえたcanva(キャンバ)など。他にもいろんな機能を持ったAIソフトがあります。そして、今後も続々とリリースされるはず。AIソフトへの感度は中小企業にとって重要な要素になりそうです。こうしたAIソフトを活用するためのスキルです。

期待効果

  • 社内:業務効率の大幅な向上
  • 社外:他社に先んじることで競争力の向上

4Z世代と共存するリーダーシップスキル
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概要

中堅社員や幹部社員と、若手社員(ミレニアル世代・Z世代)では、育ってきたデジタル環境が異なったことで、コミュニケーションの価値観も大きく異なります。その違いを理解していないと、若手社員の不満が高まり離職にもつながります。世代間の違いを理解して、共存する組織にするために求められる令和型のリーダーシップスキルです。
※参考コラム【危険すぎる人材育成】Z世代に通じない、平成的指導3選

期待効果

  • 若手社員の不満解消/離職率の低下
  • 円滑なコミュニケ―ションが行われることで組織力の強化・企業競争力の向上

5令和型のプロジェクト管理スキル
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概要

コミュニケーションがオンライン上でできる状況になり、AIソフトなどの活用も増えていくと、プロジェクト管理の方法にも変化が必要になります。デジタルを活用した情報管理、世代間のコミュケーションなどを含めた総合的なプロジェクト管理スキルです。

期待効果

  • プロジェクトの成果を高める
  • プロジェクトの参画スタッフのモチベーションアップ

6レジリエンススキル
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概要

DX化による仕事の仕方の変化や世帯間の価値観の違いなどで、心理的ストレスが溜まりやすい時代です。レジリエンススキルは、ネガティブな状況に陥っても、スピーディにポジティブな考え方に戻せる心の力です。 ストレスが高まった時に、自己解決できないと不安や不満が高まり、離職にもつながります。そうした状況でも自己解決できるようになるために重要な思考スキルです。
※参考:9割のビジネスマンが間違えている⁉レジリエンスの正体

期待効果

  • 社員のメンタルヘルスの安定化
  • メンタルの安定による、離職率の低下

7プレゼンスキル
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概要

AIソフトの普及などで情報生成スピードが格段に高まり、情報「量」が膨大に増え続ける社会になりました。取引先へのプレゼンだけでなく、社内へのプレゼンの場でも「短時間で・的確に・相手の心を掴む」ことがより重要になります。業績成果に直結する重要なスキルす。

期待効果

  • 社内:会議の効率化・時間短縮化
  • 社外:他社よりも的確なプレゼンにより業績向上

おまけビジョン策定スキル
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概要

デジタルツールが加速度的に進化をしていく社会です。我々の働き方も、仕事内容も変化をしていくことでしょう。これまで人が行ってきた作業は機械によって自動化されるものが増えます。その社会の中で必要なのは【作業スキルを極めること】よりも【未来を構想すること】ではないでしょうか? 未来を描くビジョン策定スキルは今後ますます重要になるでしょう。

リスキリング導入の仕方について

優先度の高いテーマが決まったら、どのように導入するか検討をはじめましょう。下記の方法を参考にしてみてくださいね

  • A:社内ですでにスキルを持っている人が講師になり社内講習会を開催する
  • B:外部の講師に依頼して、講習会を開催する
  • C:外部の講座(オンライン/リアル)を選定し、該当が受講する
  • D:リーダー的な社員が外部講座で学び、社内で講師として講習会を開催する
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いかがでしたでしょうか?
あなたの会社で特に優先度の高いテーマはいくつ見つかりましたか?
我々がのんびりしていても、社会は勝手に進化していきます。リスキリングは、変わりゆく社会に適応するために学び続けて成果を出し続けることが目的です。大手企業のように大きな予算をかけられなくても、中小企業らしく、リスキリングを導入していきましょう。

リスキリングを導入したくても、自社内では講習ができない場合、お気軽に当社にご相談下さい。特にレジリエンス研修では、日本トップクラス品質の研修を実施しております。

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